今作は衝撃の前に難解という壁にぶち当たった。パズルのピースはたくさんあるが、どれもハマらない感じです。
難しい。だが、ひとつのピースがハマると、難解だった物語の全容が薄っすらと見え、形になっていく感覚がたまらない。
分かったような、分からないような話を1度分解し、自分の中で再構築したときに、なるほど~って唸った。素晴らしい。
タイ北東部イーサンに建てられた仮設病院。かつて学校だったこの病院には、謎の眠り病にかかった兵士達が収容され、色と光による治療が施されていた。
病院にやってきた女性ジェンは、身寄りのない兵士イットの世話を始める。
病院には眠る兵士達の魂と交信できる特殊能力を持った若い女性ケンがおり、ジェンは彼女と親しくなる。
やがてジェンは、病院のある場所がはるか昔に王様達の墓だったことが、兵士達の眠り病に関係していることに気がつく……。
キャッチコピーのようなものは『わたしはもう目を覚ましたいの。僕は眠っていたい。』
まず分からないのが兵士達を襲う謎の眠り病。現在のタイは軍事政権なんですよね。で、兵士達はかつてタイ王国が栄えていた時代に戦ってたという仮説が頭に浮かぶまでに時間がかかった。
監督は、『病気の人間は正常』という考えを持っているみたいです。
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