まず、感想を書く前に断っておきますが、私は「花男」のファンでございます。
さすがに原作コミックはさらっと流した程度ですが、TVシリーズは全話見ております。
ですから、あくまでもそういう人間の感想として受け止めてください。
初めてこの映画で「花より男子」に触れたという方は、また違った印象を持たれると思いますので…。
まあ、わざわざ映画館まで足を運んでくる方にそういう人は少ないとは思いますが…。
で、感想ですが一言でいうとファイナルでした(笑)
きれいにまとめたなという感じです。
映画版のウリは言うまでもなく海外ロケだと思うのですが、それが単なるウリだけで終わってしまっていたら困っていたところですが、海外ロケにきちんと必然性があって安心しました。
っていうか、ほとんど全編海外ロケなんですよねこの映画…。
ラスベガス、香港と豪華なロケが続き、舞台は無人島へ…でもこの映画で一番語りたかったのはこの無人島パートだったんですね。
超セレブの道明寺と超貧乏のつくし、究極の格差婚な訳です。
言うまでもなく二人の前途は多難な訳ですよ。
このまま結婚しちゃって果たして大丈夫なのか?
そんなファンの素朴な疑問を解消するための「花より男子ファイナル」だった訳です。
家宝のティアラを正体不明の国際故売組織から奪還するために二人はラスベガスへ…。
そこで二人を待ち受けていたものは恐ろしいワナだった…。
なーんて展開には絶対ならないのでご安心を…。
正直な話、ストーリーはバレバレです。
でも、黒幕があの方ではなくて、あの方々だったのは意外でしたけど…。
映画版「花より男子ファイナル」は完全に花男ユーザー向けに造られた潔さが評価できます。
キャラクターもほぼ全員集結し、まさにファイナルにふさわしい締めくくりでした。
残念だったのは、お姉ちゃん役の松嶋菜々子と中島海役の戸田恵梨香が出てなかったくらいです。

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