バルタン星人6代目
宇宙に造り上げた新バルタン星から、またしても地球征服にやってきた限りなきチャレンジ魂の持ち主。姿形は五代目のものとまったく同じであるが、破壊による制圧を目指した従来の個体とは異なり、当話では謀略による地球人の自壊を目指した侵略手法を採用した。山野正也という少年にフリスビーを用いさせて写真を撮らせ、それをUFOの写真と思い込ませたうえで彼の母のよし子に変身し、山野には偽のUFO写真を子供たちに配るように指示する。それを元に小さな揉め事を起こさせ、最終的には子供同士の喧嘩から大人同士、果ては地球上の世界大戦争にまで発展させて人類の自滅を企む
初代や二代目など初期作品の個体は地球上の言語や価値観をまったく理解していなかったが、この個体は饒舌さに磨きがかかっており、「お釈迦様でもご存知あるめえ!」など、現代の日本人ですら日常話さないような江戸時代の町人言葉までよく話すようになっている。
自分の顔を模した小型飛行艇に乗って子供たちの前に飛来し、ハサミから出した白い光線状の袋で捕らえた際に矢的隊員のライザーガンの銃撃で飛行艇を破壊され、彼の前で子供を光線に包んで人質に取り、巨大化してあらかた破壊活動を行った末、矢的が変身したウルトラマン80との直接対決となる。戦闘力は高く、五代目と同様に瞬間移動や格闘術に長けており、さらにハサミから80のサクシウム光線と互角の光線「エクシードフラッシャー」や、五代目も使用した火炎弾「バルタンファイヤー」を放つなど、もっぱら武力による攻撃に転じて80を苦戦させるが、最後は80が初代ウルトラマンから学んだウルトラスラッシュを受けて倒され子供たちも無事救出される。
この個体は怪獣頻出期の終盤に出現した異星人でもあり、これを最後にウルトラマンから続くバルタン星人の地球侵略もしばらくは鳴りを潜めることとなった。
※新たなバルタン星の設定は、銀河系に新たなバルタン星を建造したとする書籍がある一方でR惑星の通称がこの頃にはバルタン星になっていたのではないだろうかという説もあるウルトラ怪獣大百科では「バルタンの星と言われた。
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