脚本・監督でダブルノミネートのトニー・ギルロイは脚本家出身で、本作が初監督作品。
初監督作品でアカデミー賞にノミネートされた訳で、これはなかなか立派…確かに冒頭部分のマイケルあわや、というシーン前後の幻想的な美しさ…そして静から動へ切り換える展開の巧さ…初監督とは思えない手慣れた演出ぶりだ。
ただ、惜しむらくは脚本家出身の監督が陥りやすいワナにしっかりはまっている事。
あまりにも脚本に忠実に造ろうと意識しすぎて、まったく余裕がない映画になっている。(あくまでも推測ですが…)
アメリカ映画の異様に長いエンドクレジット…あれって本当に困りませんか。
VFXをふんだんに使った大作になると、下手をすると15分くらい流れている時もある。
やはり、VFXスタッフの増加が原因なのだろう。
途中で帰ってしまえばいいのだろうが、どうも昔から最後まで見ないと気がすまないたちなので…ただ、この映画に関しては大丈夫…エンドクレジットは適度な長さです。

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