自分の気子育てのせいで息子が完全にダメになってしまった場合、親はどう思いどう行動するのか、その親の心中察するに余りあります。
農林水産省の元事務次官熊沢英昭さんの44歳の息子熊沢英一郎さんはドラクエ10の重課金勢。でも親がお金持ってるもんだから働かず苦しまず悠々自適に月額何十万と課金していた廃人ニートだったわけです。
そんなある種のモンスターを育ててしまったという自覚がありながらも、「まだ大丈夫かも」「まさかおかしな犯罪は犯すまい」と思って家族で生活していたんだと思います。
でも川崎市登戸駅前で、同じ無職引きこもりの岩崎隆一が学童に襲い掛かるという事件を見て、父親は今の自分の家族がどれだけ瀬戸際にあるのかという事に気付いたわけです。
自分の息子が本当にいつ目覚めてもおかしくない怪物になっている事に気付いたわけです。
この無職引きこもりモンスターが孵化する寸前だぞと。
父親の熊沢英昭さんは日本の役人の最高峰まで上り詰めた天才でありますから、ここぞという時の状況判断力は失われていなかったんでしょうな。
そこでもはやこれまでと、自分の大切な息子が破滅的大事件を起こして多くの無関係な人々を悲劇のどん底に叩き込む前に、自分でケリをつけたわけです。
全ての無職引きこもりの子供を持つ親は、子供を愛しています。
愛していない場合は簡単に施設にぶん投げます。
こどもおじさんになった子供を邪魔だと思っている場合は家から追い出します。
そういう自立支援業者に押し付けたりもします。
しかしそれをやっていなかったという事は、それなりに愛していたという事。
その愛する子供に対して、自ら最終的解決・最終的総括を行ったというその熊沢父の行動は涙なしには語れない物語なのです。
さて諸君、今日も男を上げるために一日が始まったぞ。
この悲劇を尻目に、自分だけはそうはならんぞ、自分の親にはそんな思いさせんぞと腹をくくって、乾坤一擲、魂かけて頑張ろう!
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